株式会社Z会様 事例紹介

導入実績と、ブレインパッドの豊富なデータ活用ノウハウを考慮して、最適と考えました。

株式会社Z会
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プロフィール
株式会社Z会
ICT事業部 事業戦略課 課長
渡辺 淳様

株式会社Z会
https://www.zkai.co.jp

Z会が教育スマートフォンアプリにRtoasterを導入
最適なコンテンツレコメンドで“スキマ時間”学習を支援

株式会社Z会は、2017年1月にリリースした無料スマホ学習アプリ「Zestia(ゼスティア)」にブレインパッドのレコメンドエンジン搭載プライベートDMP「Rtoaster」を導入しました。“スキマ時間を活用した効果的な学習”というコンセプトを実現するため、Rtoaster によるきめ細かなコンテンツレコメンドが行われています。ブレインパッドがアプリの企画・開発段階から支援したRtoaster導入の経緯と効果について、同社ICT事業部の渡辺様にお話をうかがいました。

導入イメージ

導入イメージ

事例のポイント

POINT 1

アプリの企画・開発段階からブレインパッドが開発プロジェクトに参加。取得すべきユーザーデータについて提案・アドバイスを実施

POINT 2

スマホアプリ「Zestia」にRtoasterを実装し、ユーザー属性、アプリ内ユーザー行動に応じた動画コンテンツを自動レコメンド

POINT 3

今後は、ユーザーの学習履歴も統合管理し、ユーザー一人ひとりにより最適化された学習サービスの提供を行う予定

【事業内容】“本物の学力”育成を目指すZ会、
これまでのサービスを変えるスマホ学習アプリを新たに開発

ー株式会社Z会様の事業内容を教えてください。

私たちは「最高の教育で、未来をひらく。」の理念に基づき、通信教育事業・教室事業・出版事業・アセスメント事業を展開しています。単なる入試対策やテクニックではなく、社会に出てからも役に立つ「本物の学力」の育成を目指し、1931年の創業(増進会出版社の創業)から一貫して教育サービスを軸とした事業展開を行っており、現在、年間23万人以上の会員様にZ会グループのサービスをご利用いただいています。

「昨今の教育現場では、教科の学力だけでなく、学んだことを実社会・実生活の文脈で活かす「資質・能力」の育成が重視されています。この「資質・能力」とは、Z会が創業以来追究してきた「本物の学力」とまさに同じ方向で、私たちが長年にわたり蓄積してきた教育ノウハウは、これからの時代にますます求められていくのではないかと考えています。

ーRtoasterを導入したスマホアプリ「Zestia(ゼスティア)」について教えてください。

「Zestia」は、“スキマ時間が学習時間に変わる”をコンセプトとした、中高生向けの無料スマートフォンアプリです。
「テストの直前に苦手分野の復習をしたい」「通学中に簡単なテストで理解度をチェックしたい」といったニーズに応えられるよう、5教科の必要な単元だけ学習できる要点映像や、一問一答形式のチェックテストを豊富に揃えています。

コンテンツはZ会グループの講師陣や教材開発スタッフが手がけていますので、高品質な教育サービスを無料で手軽に体験していただけます。中高生のお子様をお持ちの方には、ぜひご利用いただきたいと思います。

【導入の目的】3,000を超える教育コンテンツの中から
最適なものを自動レコメンドし、ユーザーにアプリの良さを
実感してほしい

ー「Zestia」を立ち上げた経緯を教えてください。

Webやアプリの発展により、教育サービスはますます多様化し、安価で利用できる手段があふれています。その中でもZ会を選んでいただくために、まずはZ会の教育サービスを無料で触れていただき、Z会の品質を感じてもらう仕組みはできないかと考えました。つまり「Zestia」をお客様とZ会のサービスをつなぐハブとして位置づけたのです。

そのために、「Zestia」にはZ会グループの教材作成陣や講師が作成した学習コンテンツを凝縮しています。この施策を推進するため、2015年には専門の事業部も立ち上げました。

ー「Zestia」にRtoasterを導入した理由を教えてください。

現在「Zestia」には中学~高校生向けの3,000以上の動画コンテンツがあります。これら膨大なコンテンツを前にユーザーが何を学習すればよいか迷ってしまっては、Z会サービスの良さを実感いただけません。
そこで、ユーザーの属性情報や、コンテンツの閲覧情報をもとに、最適なコンテンツを自動レコメンドし、快適なアプリ利用を提供したいと考えました。それを実現する仕組みとして、早い段階から「DMP(*1)」という選択肢に着目していました。
(*1)DMP(Data Management Platform)とは、広告主・メディア・ECサイトなどが保有するさまざまな大量データを収集・分析し、主にマーケティング用途での利用・活用を可能にするデータ基盤のこと。

【選定のポイント】Rtoasterの圧倒的な導入実績と、
ブレインパッドのコンサルタントが持つ豊富なノウハウを評価

ーDMPツールにRtoasterを選んだ理由を教えてください。

Rtoasterには圧倒的な導入実績がありますし、その導入を行うブレインパッドには、データ活用の支援実績が豊富にあります。他のDMPツールの情報収集も行いましたが、実績面を考慮するとRtoasterが最適だと考えました。

また、Rtoasterは当社のWebサイトで以前から利用していたので、信頼できる、安心できるツールでもありました。「Zestia」がゼロからはじめる新規事業ということを考えると、不確実要素はなるべく減らしておきたかったのです。

ーRtoasterの導入はどのように進められましたか?

ブレインパッドのコンサルタントの方には、アプリの企画・開発段階からプロジェクトに参加してもらいました。「Zestia」の意図、目的をしっかりと理解していただいた上で、取得すべきユーザーデータに関して提案やアドバイスをいただき、それをもとに、アプリ上で取得する情報を定義し、設計を固め、開発を進めていきました。

【運用開始】自動レコメンドで“スキマ時間にアプリで
学習”のコンセプトを実現

ーRtoasterの具体的な活用方法を教えてください。

Rtoasterの具体的な活用方法を教えてください。 「Zestia」の全コンテンツが検索できる[アーカイブ]というメニュー内の、「おすすめコンテンツ」のパーソナライズにRtoasterを使用しています。 「おすすめコンテンツ」では、在校情報、学年、志望校といったユーザー属性情報と、コンテンツの閲覧履歴をもとに、Rtoasterが3,000以上のコンテンツの中から自動でレコメンドを行っています。レコメンド結果には違和感はなく、表示スピードも早いので、動作には満足しています。

ーRtoasterの導入効果を教えてください。

Rtoasterを活用しない場合、学年や視聴傾向に関係なく中学生・高校生という括りでしかおススメコンテンツが表示できないため、個別最適化された”今見たいコンテンツ”になかなかたどりつけませんでした。

また、“スキマ時間に手軽に勉強”という「Zestia」のコンセプトを実現する上でも、Rtoasterが果たしている役割は大きいです。例えば、通学中や寝る前など、スキマ時間は限られた短い時間しかありません。そのわずかな時間で満足してもらうためには、ユーザーがわざわざコンテンツを検索するのではなく、どれだけユーザーニーズにあったコンテンツを表示できるかがカギとなります。「Zestia」の利用動向を分析すると、アプリの継続利用ユーザーは[アーカイブ]メニューを多く利用しており、当初意図していた通りの効果が得られています。

【今後の展望】LRS(Learning Record Store)とRtoasterの
連携も視野に入れ、さらなる学習効果の向上を目指す

ー今後のRtoaster活用プランについて教えてください。

今、教育業界では、学びに関する学習履歴や行動履歴などのデータを収集し、可視化・分析することで、学習効果をさらに高めようとする取り組みがはじまっています。

それを実現する仕組みの1つにLRS(Learning Record Store)があります。データ収集の対象はeラーニングや学習アプリでの学習情報だけでなく、学校での学習も一元管理され、分析や他サービスとの連携が可能となっていくと考えています。将来的にLRSと「Zestia」をリンクさせることができれば、たとえば、「苦手教科克服のためのコンテンツを自動レコメンドする」「学校での学習進捗にあわせてチェックテストを自動提示する」といったことも可能となります。

この仕組みの実現には、LRSとRtoasterの連携や、さらに広範囲なデータ活用のスキーム構築が必要となるでしょう。その際には、データ活用の豊富な知見やノウハウを持っているブレインパッドに、是非相談させていただきたいと考えています。

ー本日はありがとうございました。

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